あたりさわりの無い会話が上手くなってゆけばゆくほど
家に帰って詩を書くのが下手になってく
でもあたりさわりの無い会話ができるようになって
同じようにあたりさわりの無い話をする相手の弱さが、
手に取るように分かるようになった
相手の中の弱さは自分にもあって、
うすっぺらに見える相手の中にも、
ドレープのような折り重なった悲しみがあるようだ
あなたは
わたしを追い出したいのでしょう、
あたりさわりの無いように見せかけた、その言葉から伝わる。
でもわたしはわたしのタイミングで出てゆく。
あなたはたいせつな人。
どんなことを思ったって良い。
追い出したいと思う心は自由。その心の自由さすべてをわたしは尊重する。