やっぱり好きだなぁ、と思う人がいる。
ときどき夢に出てくるAさんである。
Aさんはきょう、とっても気持ちよさそうに「のび」をしていた。
そういうところが、良いなぁ、と思う。
Aさんはいつでも、自分が心地よいこと、リラックスを優先しているように見える。
自分を大きく見せたり、あるいは過度に謙遜したり、そういうのから自由に見える。
だからAさんの近くにいるといつも心地よい。ミルクみたいないい匂いもする。
わたしが姿が変わり、人間でない、たとえばいちご大福みたいな、やわらかい白い生き物になったら……とときどき空想する。
そうしたらAさんの家の前でずっと待っていて、いっしょに暮してほしいと頼むのだ。
そうして撫でてもらったり、たいせつにされるのだ。
アイラブユー。でも、人間の姿のままで、ほんとは愛されたいかも。