「ことばのない所を見つめる」
きのうふと、浮かんだ言葉。
そして窓辺にゆき、空を見上げてみた。
ここ急速に、いままでそれ程使わなかった言葉をみんなが一斉に使うようになった。
収束とか、クラスターとか、社会的距離とか。
それってもしかしたら危ないことなのかもしれないと、なぜか思った。
言葉って本来もっとゆっくりと広まって浸透してきたものだから。
それまで使わなかった、目にしなかった言葉を急にみんなが使うことって、
体と心に負担がかかるのではと思う。
流行語をさらっと言えちゃう人、なんか抵抗あって言えない人
いろんなひとがいるはずなのに、
みんなその、語感の好き嫌いとか吟味する余裕もなく、
新しい言葉に順応せざるを得ない状況。
ことばのない所を見つめる。
空とか、葉っぱとか。