エスカレーターに乗っていると時々思い出す辛い出来事があって、
今朝もそれを思い出していた。
でも、その過去のわたしが、今、それを思い出しているわたしと
なんだかあまりにもちがいすぎて、
他人のドラマを見ているような感じだった。
成長した、と言っていいのかもしれない。
過去→現在→未来と一本に流れているようで実はちがう、
点在する今この瞬間が同時にある
みたいなことをいうけれど、はぁん???って思っていたけれど、
もしかしたらそういうこともあるかもしれないなぁ、と、感じた。
過去のわたしの延長線上にいまのわたしはいないというか、
また別の自分になったというか。
周波数が変わった、というのもこういうことなのか。
昔よりきめ細やかに軽やかになったような。ふわり。シフォンケーキかよ。
そんなことを感じながらエスカレーターに乗っていて、ふと目を開けると前にいたはずのひとがそこにいなくて、
まぁてっぺんまで来て降りて見えなくなっただけなんだろうけれど、まるでイリュージョンみたいで、
なんだか自分の気づきと見事に呼応しているようなタイミングで、
でも意外とこういうことって忘れてしまいそうだからここに覚書。