午前3時に目が覚めてそれから、眠れない
リビングと母の寝室を行ったり来たり
母が目を覚ますのが待ちきれなくて
7時過ぎ、起こしに行く
昼、母がテレビで映画を見ることすらさびしくてしてほしくない
ほんとうはいっしょに踊りたい
眠れる森の美女の曲で
夕方、こたつに脚を入れて横になっていると
それが階段を下りてくるのがわかる。
鬱……。
そうして鬱はわたしの横に居座る。
なつかしい鬱。
こんにちは鬱。
ひさしぶり鬱。
鬱は心臓の鼓動を、音のする重い沈黙に変える。
この重みを、
抱えてわたしは、