偶然日記

いまのテーマは一対一の人間関係。

死ぬことにしました。

9月、とてもたのしかった。

毎晩、湯船の中で恋の本を読んでは内省し、自分の内側についてのあらたな発見をするのがたのしかったのだ。毎日、あまりにもたくさんの気づきがあった。気づきハイであった。どんどんと前向きになってゆく。好きな人をご飯に誘って「やめとく」と断られたときは、たしかにとてもかなしかった。けれど眠って、次の朝お風呂に入っている間に立ち直ってしまった。「じぶんのことばかり、考えていたわ!」と「気づいた」のだった。

スーパームーンの日、渋谷の喫茶店でノートを広げ好きな人のことを書いた。

プライドや照れや劣等感が複雑に絡み合った、6月27日のことを書いた。

思い出したくないこととして、ふたをしていたこと。

書き終わって、公園へ行った。大きな月を写真に収めた。

「わたしはその好きな人をみつめているだけだったけれど、いまは、そのひとをつきぬけたところにある星を見ているの!」と興奮しながら母に電話して伝えた。

たいへんにすがすがしかった。その日が、その夜が、わたしの気づきのピークだった。

もうすぐ死ぬだろう、と思った。人生の学びが終わったような気がした。