偶然日記

いまのテーマは愛と適切な距離感♡

おはよう

こんな時間に起きる。
夢の中で、どんな名刺がおもしろいかについて話し合っていて
「占い付きとか?」と提案したら、
「それはつまらない」としりあがり寿先生に却下される。
わたしだけアウトローな会だった。

起きたら雨で暗くて
生理二日目で嫌な感触
きのうの夜母からあたたかい長文メール
味方は母だけかな。


このままだと来週の木曜日あたりに死ななきゃなんない。
部屋と練炭睡眠薬と私?
「死ぬことにしました」ってこの数カ月、死にたいわけでもないのに繰り返し小さな心の中の壁に向かって呟いてた。

いま、死が間近。

ベッドの中で書いてます。

とてもまいっています。


でも笑顔を作って寝ます。

なにもかもおいつめられており、

先行きが見えず

味方を見出せません。

しかしうまくいきますように。

さいきん発見したことがあります。

夜、アパートの廊下を歩いていて、

シャンプーの匂いがすることがあるけど、

あの、シャンプー然としたシャンプーの匂いっておそらく

ラックスなのですね。

ラックスを買ったら、開ける前からあの、正統派の、なつかしい、シャンプーの匂いでした。


おやすみなさい

のり弁

きょうの夜はのり弁とプディング。

うまれてはじめて「パンプディング」を食べた。

大島弓子さんの、バナナブレッドのプディングって、こんな感じなのかな。

 

きのうの昼はたこやき。

超能力をもつというおじさんがやっている、たこ焼き屋にいってきたのだった。

後輩と。

場所は南千住。

おじさんのパワーによって、たしかにちょっと、たこ焼きの味が変わった。

こってりからさっぱりへ。というふうに。

また、おじさんのパワーによって、わたしの香水の匂いも変わった。

「感度を見てあげるよ」といわれ、わたしの差し出した右手に、念を送るおじさん。

普通は「熱さ」を感じるものらしい。

「むしろつめたさをかんじます」とわたしがいうと、

「それはマイナスのエネルギーが抜けてるところだから」と言われた。

このところずっと自殺のこと考え続けているから、マイナスのエネルギーで満ち満ちてしまったのかな?(笑)

「感度をあげるにはどうしたらよいですか?」ときくと、かんたんなことをふたつ、教えてくれた。

 

「仕事に行く前(社会人と思われたのかな?)と、眠る前、鏡を見て笑顔を作ること。これが自分の笑顔だっていう笑顔を。」

「合掌して、鼻から吸って口から吐く。3~4回やればおちつくよ」

 

ふうん。やってみよう。

 

そのあとはてくてく、ちょっとずれた世界を歩く。

あとからしったけれど、そこは東京のドヤ街「山谷」

バグったようなシュールな風景があまりにもつぼで、「変な町に来たなあ」とぼんやり、あしたのジョーの像の前で写真撮ったりしてたことがすこしはずかしい。

ぐっとくる飲み屋もあったな。

帰ってからネットで散々、山谷のことを調べた。

もう山谷の虜。

こんどは山谷のことをリスペクトしたうえで、歩こう。

あの飲み屋、行こう。

お風呂

大学へ行くも間に合わず、図書館の個室でPCをひらく。

個室を個人で使う場合、ドアは開け放しておかねばならないという決まり。

暗闇の方が小説がかけそうだから(いまも、暗い部屋でこれをかいている)、個室の灯りを消して、PCの画面から放たれる青白い光だけみつめる。

 

ふと顔を開けると、個室の前で、女の子が、おびえた顔をしてこちらを見ている。

くらがりで、PCの青白い光にしたから照らされたわたしは、なにかの「容疑者」みたいで不気味だったかもしれない。

ねむったり、本を読んだり(大江健三郎の『個人的な体験』読了!すばらしかった!)そのへんをうろちょろしたり、四時間以上そこにいた。

大江健三郎漬けの日々だから、自分の小説のつたなさがくっきりとわかる。

110字くらいしか、書き進められず。

帰り、軽くパンの食事がしたくて、通りかかるたび気になっていたホットドッグ屋さんへ。

お兄さんがふたりでやっている、

レゲエ?ヒップホップ?がガンガンかかっているようないかつい店なのだけど、

店内のテレビ画面にはいつもプーさんのアニメが流れている。

よくみるとプーさんみたいなお兄さんにホットドックを作ってもらう。

ポップコーンをおまけしてもらってうれしかった。

きょう、すこし雨が降ったからかな。

夜9時、葬儀場の敷地内を、ポップコーンつまみながら横切る。警備員がわたしを見る。

 

 

(きのう、更新したブログに、カラースター?をつけてくれたひとがいてうれしい。一人目の読者。そのひとと、わたし、誕生日がいっしょで、大学の学年も一緒だった。)

偶然日記、レアチーズケーキ

バイトへゆく。

鍵が閉まっていた。中にいた先輩があけた。

きのうばったりであった友達が言っていたことをおもいだす。

「静かな職場、無音の職場が苦手で・・・・・・」

へえそうかなあ、と思ってきいていたけれど

たしかに、そうかもしれないですね。

先輩と私。

この2名しかおらず、静かな職場、無音の職場だった。

はなしかけてみたが、返事の声がひくくてつめたくて、ショックで黙りこんでしまった。黙り込んでいたら、わるかったとおもったのか、あちらが饒舌になったけれど、立ち直ることができずため息をついてしまった。失礼だっただろうか。

冷たさとか無関心とか悪意とかに敏感なのである。

このところ、人生のテーマは一対一の人間関係。

 

 

バイトが早く終わったので、夕方5時前、bunkamuraの「風景画の誕生」展へ。

絶妙な空き加減だった。

5枚の絵が展示されている部屋があるとしたら、そのうち3枚の絵のまえに、それぞれひとりずつ立っている、という感じ。

館内を歩きながら、一貫性のある世界の中に引きこまれるのだけど、でていったら忘れちゃった。お腹が空いていたからかな。印象に残ったのは、曇り空に浮かんだうお座の象徴(ばってんに並べた二匹のさかな)、水を飲んでいる羊のうっとり顔。

あ、外のお店で赤瀬川原平の『世の中は偶然に満ちている』を購入。

死後発見された、原平が30数年かきためていた「偶然日記」の書籍化。

原平はその日起きた「偶然」やその日みた「夢」を書き記し、「偶然日記」となづけていた。

そういえばそんなこと、原平さん言ってたな。『異次元が漏れる』のなかで。

このブログの名前が「偶然日記」なのって、しらずしらずの原平さんの影響か。

偶然。

 

そのあとはマメヒコへ。

どのテーブルにもランタンが灯っていて、地下室の礼拝堂みたい。

レアチーズケーキとカフェオレ。

レアチーズケーキはクッキー生地の上に、かたちのないやわらかいレアチーズを「ぼてっ」「ぼてっ」「ぼでっ」と3回落としたような姿で、たいへんおいしかった。

あんまり居心地がよくて、『個人的な体験』よみながら、二時間くらいいてしまった。

礼拝堂の空気をまとったおかげで、そのあとの満員電車でもうっとりとしていられた。

帰ってからもうっとりしていた。

母がコメダ珈琲プリペイドカード3000円分を、わたしに贈るという。「コメダのコーヒーで、卒制がんばってね」と、メールにあった。

わたしがコメダ珈琲で小説を書いていることを知っているのは、母だけだろう。

ありがたい。